昨夜は鳥居醤油店にて、李政美さんのライブがあった。　

　曲目は、友人や作家・詩人等の詩に曲をつけたオリジナルが多かったが、祖国(ただし本人は在日で東京の葛飾生まれ)韓国の歌や、何曲かは洋曲(アメリカの女性ロック･シンガー、ジャニス・ジョップリンの“サマー･タイム”や“ザ・ローズ”等）も歌っていた。
　先ほど挙げたジャニスの2曲などは下手な歌手だと、物真似になり襤褸が出易い歌だが、李さんは違った。
　彼女のプロフィールなどによると、音楽大学できちんとオペラを学んだ経歴などもあるせいか、声量が腹の底から沸き上がるようで凄い。
　歌うのみでなく、ギター、アコーディオン、韓国の首から下げて叩く鼓なども時に演奏しながら歌ったりもした。

　またこの日は、彼女と友人でもある女優の斎藤とも子さんも来ており、詩の朗読をしてくれた。
　ピアノなどの伴奏をしていた竹田祐美子さんが、詩の朗読中、ピアノで効果音も弾いたりしてなかなか趣があった。
　打上げの最終盤には、ギター伴奏の矢野敏広氏の昭和懐メロメドレーともいうべき、次から次へと繰りだし楽しい一夜であった。



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